祝♡創刊
ピスタッシュ・ノヴェルス著者インタビュー

異世界・転生・令息ものなど、
ラノベ世界を舞台にしたファンタジーBL新レーベル、
ピスタッシュ・ノヴェルスが創刊!!
創刊第3弾、6月中旬にシリーズ第1巻が発売される佐伊先生に
作品について語っていただきました♡


作品ページはコチラ！

――新刊「君を転生させないために」について、ざっくりご紹介お願いします。
文字によって人を呪ったり逆に幸せを授けたりする世界で、呪われて死んだ人間は前世の記憶を引き継いで生まれてきてしまいます。
人を呪うことを生業にして先祖代々延王家に仕えてきた呪術師・ソラは、呪いによって百十年も生き続けているという敵国・耀王シゲンのもとへ派遣されますが、呪術師を嫌うシゲンとソラは対立します。
呪いに苦しむシゲンを助けるうちに、ソラはシゲンの前世についても知ることになって……というお話です。

――この作品の、先生の推しポイントは？
敵対する国の王と呪術師、互いに信用できない、また胸の内をさらけ出せないという状況以外に、二人の間には絶対的な身分差というものがあります。
恋心を抱くことすら許されない相手、想うことすら不敬にあたる、身分差による葛藤というものを書いてみたいと思いました。
シゲンとソラの気持ちの出し方や行動なども、それぞれの身分というものを意識しました。ソラは呪術師としては堂々と物申すのですが、自分の気持ちを出すのを躊躇いがちです。互いに気持ちを押し殺しあって、最終的にどうなるのか見届けていただきたいと願っております。

――お気に入りのキャラ・お気に入りのシーン・好きなセリフ・お気に入りのイラストなどを教えてください。
ソラの弟子になる耀国の呪術師メイロウはちょっと大人びてしっかり者ですが素直で感情が豊かな子です。今まで少女を書くことがあまりなかったので、十五歳の女の子らしさが出るようにしたいと願っていました。同じ年回りの耀国王太子カイリは、「あ～男子だな」と思っていただけたら嬉しいです（笑）。いつまでも子ども気質が抜けず、メイロウには冷ややかな目で見られますが、二人を年相応の少年少女にしたいと思いながら書きました。二人のやりとりを書くのは楽しかったです。

――執筆中に苦労したことは？
今回初めてプロットを作って書いてみたのですが、大きく変わってしまいました。小説を書くのは難しいと実感しております。ただ、文字数だけは増やさないよう、風呂敷を大きくしすぎないように意識しました。
書き終えた時にはよし収まったと安心したのですが、二人の行く末を収めることだけに夢中で色々取りこぼしたものがあったと反省しました。今回、書籍化によってそれを書き上げることができたので、今はとても満足しています。

――ピスタッシュ・ノヴェルス創刊です。読者様に一言！
新レーベル・ピスタッシュ・ノヴェルス創刊おめでとうございます！
新たなBL書籍の創刊に関わることができて光栄です。
たくさんの、心躍るストーリーがここから生まれることを願っております。これからどんどん書籍が刊行されることを、いちBL小説ファンとして楽しみにしております！

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