イングランドを想え

KJ・チャールズ

翻訳/鶯谷祐実 装画/スカーレット・ベリ子
Think of England(KJ Charles)

元英国軍大尉のカーティスは、ある決意ともくろみを秘めて富裕な実業家の別荘でのパーティに参加する。己の指を奪い、大事な友の命を奪ったあの事件の裏に、大規模な銃の欠陥が隠されているのではないかと。
それを暴き、正義を求めたい。はやる気持ちと裏腹に隠密行動向きとはいえないカーティスだったが、その目の前にやたらと現れるのは、誰とも毛色が異なる不思議な男、ダ・シルヴァだった。
信用ならない、と思いながら、いつしかカーティスは彼と秘密を共有するようになっていく。

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