人の姿になれる犬たちがよりそってひそかに暮らす不思議で優しい町、マッドクリーク。人里離れているはずのその町にもいろいろな人間も犬もやってくる。孤独な人間や、傷ついた犬たちも…

月への吠えかた教えます

イーライ・イーストン

翻訳/冬斗亜紀 装画/麻々原絵里依
How to Howl at the Moon(Eli Easton)

植物を育てるのは好きだけれども人づきあいは苦手なティムは、人生に行き詰まって最後のやり直しにマッドクリークの町へとやってくる。
なんだかとてもみんな親切な、親切すぎるほどの住人たちの中、一人ティムを敵視してくるのが強面の保安官、ランスだ。
ティムは知らないが、じつはランスは由緒正しい血筋——ボーダーコリーの四代目で、町を守る義務感にあふれている。ティムがマリファナを育てていると疑ったランスは、この新しい住人に目を光らせ、ついに犬の姿でティムの車の前へとび出す。

ためし読み

ヒトの世界の歩き方

イーライ・イーストン

翻訳/冬斗亜紀 装画/麻々原絵里依
How to Walk Like a Man(Eli Easton)

ジャーマンシェパードのローマンは、ヒトの姿になれる「クイック」となってマッドクリークの町へたどりつき、今は保安官助手をやっている。 その町にDEA(麻薬取締局)の捜査官がやってくると聞いて、ランスは大慌てだ。この町の秘密を知られてはならない!犬たちが暮らすこの町を守らねば!
ローマンはその捜査官、マットにぴったりくっついて逐一行動を監視することになった。だが段々と、マットと一緒にいることが楽しくなって…
戦場で傷ついた過去を持つ犬が、ついにまた心を開ける人間を見つけたのかもしれない。ただしマットに町のことを知られてはならない!絶対!

ためし読み